
更年期とは、閉経の前後5年位の事で、女性ホルモンを分泌する卵巣の働きが衰えて停止し、女性ホルモンが欠乏した体の状態で安定するまでの時期を指しています。現代の日本女性の平均閉経は50歳と言われているので、45?55歳位が更年期にあたりますが、個人差も大きく、一概に何歳から更年期と言う事は出来ません。
多くの女性は、閉経の10年位前から月経周期に変化が出てきます。例えば、28?30日周期だったものが20?25日周期位と短くなったりします。その為、人によっては月に2回の月経がある事もありますが、月経血の量そのものは減ってきます。
この時期を過ぎると、月経周期は乱れ、ダラダラと続いたり、短期間で終わったりと様々な変化があり、最終的には月経周期が長くなって閉経を迎えます(一般的には、1年以上月経が無くなれば閉経と考えられます)。
女性ホルモンは、卵巣の中にある卵胞で作られます。この卵胞は、新しく作られる事はなく、年とともに減少してゆきます。そして多くの場合は、50歳を過ぎた頃には卵巣の中に卵胞が無くなり、女性ホルモンが作られなくなります。更年期になると、働きの悪くなった卵巣を働かせる為に、脳下垂体から性腺刺激ホルモンが大量に分泌されるようになるのです。この様にして脳が興奮状態になり、自律神経をも刺激して失調をきたします。
女性ホルモンの急激な減少に伴う様々な体や心の変化を、更年期症状といい、閉経を迎える約9割の女性は、更年期になんらかの不調を感じているといいます。その症状が重く、仕事や家事など日常生活に支障をきたす状態の事を更年期障害といい、更年期女性の2~3割と言われています。