
閉経の前後10年間を更年期と呼びますが、驚くべき事に、まだ20代30代の女性の間でも更年期症状が出始めているといいます。生理が不順になったり、止まってしまったりして、更年期障害と同じ様な症状が出てしまっているのです。
その大きな原因のひとつとして、現代人の抱えるストレスの問題が指摘されています。女性が男性と同じ様に仕事をするようになり、社会的な責任を抱えた女性が増え、休日出勤や残業などによる精神的肉体的な負荷が大きくなってきました。また、過度のダイエットや、生活習慣や食生活などの現代の生活そのものがストレスとなっているとも言われています。
しかし取り巻く環境が変わっても、女性の身体はデリケートですから、急にはそれに対応しきれません。女性ホルモンは、脳の視床下部から脳下垂体に命令が下り、卵巣を刺激するホルモンが分泌されるという仕組みになっています。視床下部は自律神経の中枢でもある為、ストレスが加わると自律神経が乱れ、その結果、女性ホルモンが欠乏してしまい、更年期障害の様な症状が現れてしまうのです。
また、過度のダイエットで短期間に体重が落ちた場合など、体がまずは生命活動を優先させる為、生理を止めてしまいます。同じ様に、激しすぎる運動などでも生理が止まってしまう場合もあります。
生理不順や無月経などの症状がある場合に、「生理が無くて楽でいいわ」などと言って病院に行かないでいると、取り返しのつかない事になってしまう事があるので注意が必要です。長く放置すると、治療しても回復しなくなってしまう事もあるのです。また、原因そのものを取り除かなくては意味がありませんから、生活習慣や食生活を見直し、ストレスの無い生活をする様に心がけましょう。