
更年期の症状のひとつに、手足のしびれがあります。立ち上がろうとした瞬間に足がしびれたり、何かものを取ろうと伸ばした途端に手がしびれたりします。
また皮膚の表面が、まるで強い日差しを浴びている時の様にピリピリとしたり、アリがはっている様な不快感(蟻走感)を感じたり、手足の感覚が今までと何か違うと感じる事もあるでしょう。これらの症状はあまり更年期の症状とは知られていない為、不快に思っていても更年期と結びつけないでいる人も多いでしょう。
冷え性と併発している場合も多く、対処法としては、患部を温めたり、マッサージをする事で改善します。しかし、しびれは自力での治療は難しいとされており、放っておくと慢性化する可能性もあります。また物が掴めない等の日常生活への支障や、しびれによる転倒で大けがをしたというケースもあり、早めの治療をお薦めします。
しびれが長く続く、しびれが段々広がって全身がしびれる、手足がこわばってくるなどの運動障害が出た場合は、更年期以外の原因が考えられます。例えば、両手足にしびれがあり腰痛を伴っている場合は、椎間板ヘルニアや変形性脊髄症の可能性がありますし、手足の指先がこわばっている時には、慢性関節リュウマチの疑いがあります。
手足だけでなく、右半身、もしくは左半身にしびれがある場合は脳の病気かもしれません。また、発作的に片側の手足が麻痺した時は脳出血や脳梗塞、少しずつ片側の手足が麻痺した時には慢性硬膜下血腫や脳腫瘍の疑いがあります。気になる症状がある場合には、病院で適切な処置をしてもらう様にしましょう。