
即効性もあり、劇的の効果が期待できるホルモン補充療法(HRT)ですが、更年期障害の治療の他にも様々な効果が期待できます。まず、骨粗鬆症の予防になります。閉経後は、1年に1%ずつ骨塩(骨を形成している成分)が減少してゆきます。ホルモン補充療法(HRT)により、その減少をかなり食い止める事が可能なのです。
一見、関係のなさそうなホルモンッ補充療法(HRT)と骨塩ですが、どうして効果があるのでしょうか?実は、以前は高齢者の病気と認識されていた骨粗鬆症ですが、近年の研究で骨の健康とエストロゲンが密接な関係にある事が明確になってきました。
例えば、エストロゲンの減少により、大腿骨や背骨だけでなく、手足の関節や膝にも、変形性の関節症が起こりやすくなり、歩きにくい、ヒールが履けなくなった等、訴える女子も多いのです。また指の関節症で、指輪がはめられなくなったと言う女性もいます。エストロゲンの減少により、骨や関節にダメージが出るのを、ホルモン補充療法(HRT)では押さえる事ができるのです。
また、更年期になると、多くの女性はコレステロールが上昇する事がわかっています。ホルモン補充療法(HRT)によって卵胞ホルモンが補充され、コレステロールの上昇を押さえる効果があるのです。とはいえ、これだけでコレステロールの上昇を完全に押さえる事ができません。食事療法や運動など、自分でも気をつける事が大切です。
更にホルモン補充療法(HRT)によって皮膚のコラーゲンが増える為、アンチエイジングの効果も期待できます。しわやたるみが改善され、肌に張りやうるおいが出たという事も少なくありません。その他にも、アルツハイマー病の予防にも効果があるという報告が多く寄せられています。