
更年期に起きる症状の代表的なものにめまいがありますが、これも別の病気が隠れている可能性があるので注意が必要です。「更年期だし、めまい位なら…」と軽く見て過ごしていると、重大な疾患を見落としてしまうかもしれません。
めまいは耳の病気から起こる事もありますが、印象として耳めまいというのが結びつかない人も多く、また日常生活にそれほど支障がない場合などは放置しがちな為、病気の発見が遅れてしまう事が多々あります。
耳の病気が原因のめまいでは、最も有名なものにメニエール病があります。更年期よりもやや早いプレ更年期といわれる時期の女性に多い疾患ですが、更年期の女性も注意が必要です。特に、更年期症状の出やすいといわれている「ストレスの多い人」「几帳面で 神経質な性格」などの人が発症しやすいと言われています。
また、あまり聞いたことがない病名だと思いますが、良性発作性頭位めまい症というものもあります。急に起き上がる、下あるいは上を向いた時などに起きるもので、回転性のめまいがします。めまいの専門外来を受診する患者の約半数が、この病気であると言われています。
急激なめまい発作で発症するもが、前庭神経炎です。このめまいは24時間ほど続き、1日ごとに少しずつ治まっていきます。最初は激しい回転性のめまいですが、徐々に横揺れや浮遊感、ふらつきなどに変化し、特に体を動かした時に強く感じます。この病気の場合は、発症時にほとんど身動きがとれない事が多く、入院治療が必要となります。