
更年期に気をつけたい病気に、骨粗鬆症があります。これは、エストロゲンの減少により、たんぱく質やカルシウムが不足して、軽石の様に骨がカスカスになってしまう病気です。更年期に、急な腰痛や背中の痛みを感じる様になったら、注意が必要です。
女性の骨の代謝はエストロゲンの影響を大きく受けるため、20?30代に最高になった骨量は、更年期になると急激に低下しはじめます。これはカルシウムが骨から溶け出す作用のコントロールが出来なくなる事が原因です。また加齢により、骨をつくる細胞の働きが弱まる、骨に刺激を与える運動の量が減る、なども大きな理由になります。
その他にも食消化吸収能力の衰えや事量の減少により、腸から吸収されるカルシウム量が減ってしまったり、カルシウムの吸収を助けるホルモン(活性型ビタミンD)の産生が減少することもカルシウムの吸収低下の一因です。
更年期の時期に、しっかりと骨対策をする事が大切です。エストロゲンの減少などは自分で調整する事ができませんが、生活習慣や食生活や運動などで、ある程度は自分でその程度を穏やかにする事が可能です。まず食事では、カルシウム、ビタミンD、たんぱく質を多く含む食品をとる様にしましょう。
また、インスタント食品や加工食品は、カルシウムの吸収を妨げるリンなどの添加物が多く含まれるため、なるべく控えると良いでしょう。また、ビタミンDの合成を促進するため、太陽の光にあたる事も大切です。運動も効果的なので、無理なく続けられす範囲で行うと良いでしょう。